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2024年10月 9日 (水)

「4 BAR FACTORY」を目指して⑥

今回は、AMSのアイソレーション機能を
使用して、機械停止時のエアー遮断による
使用量改善を行いました。
Ams

加工設備には、常時エアーパージが行われており、
稼働していない時でも、エアーが使用されています。

NC自動旋盤で無人運転を行う際、夜間は
オートバーのストッカーに材料がなくなった時や、
設備アラームが出た時点で稼働停止となるのですが、
停止した時点で、エアーを自動で遮断し使用量を
抑えようという考えです。

まずAMSに遮断機器を連結しました。
(VP346E-5KV0Z1-X660)
パトライトから信号を取っており、緑ライトでは
エアーが流れ(1分当たり43L)、

Photo_2
Photo_3
赤ライトが点灯するとエアーを自動で遮断します。
(1分当たり0L)

Photo_6
Photo_7

Amv_4

効果金額算出の為、Y’s Premium MESで
実績データの分析をしました。
9月の設備非稼働時間は全体で2947時間と
なります。

Ys_mes
また、材料終了以外での稼働が停止した理由
としては、切粉の嚙み込みによるアラームが
多かった事が判明しました。

切粉については、今後改善活動を進めて
参りますが、この非稼働時間のエアーを自動で
遮断することが出来たとすると月30,000円の
削減となり、年間では約400,000円ほどの
効果となりそうです。

改善の活動としては、非稼働時間をいかに
減らせるかがポイントになりますが、停止した
設備に対してエアーを遮断するだけでも、
効果が期待できそうです。