DX化の取り組み⑦ MESとスケジューラーの連携
本日は、今まで取り組んできたMESと
スケジューラーの連携についてのご報告です。
MESで生産実績がリアルタイムで見える
ようになったので、次はスケジューラーとの
連携を行っていきます。
弊社では、生産スケジュールに関しては
エクセルを使用し、作成していました。
スケジュールに関しては、課題が3つありました。
①加工技術の知識のある管理者でないと
計画が立てられない為、特定の人員の
負荷が高くなってしまう。
②緊急での割り込みなどが発生した場合、
エクセルでの計画修正作業に手間がかかって
しまう。
③設備以外の工程に関して、作業負荷に
偏りがでてしまう。
特に①に関しては、設備の特性、製品の特性、
材料、工具、段取り担当者の能力などを加味し、
スケジュールする必要があるので、加工技術の
知識がある管理者でないと、効率の良い仕事の
割付が難しい部分がありました。
今回、スケジューラーを立ち上げていくにおいて、
管理者の頭の中にあるスケジューリングするための
条件を、マスターに落とし込む作業が一番の課題と
なりました。
マスターの整備に、これだけ苦労するとは
思ってもいませんでしたが、マスター次第で、
計画の精度にも影響が大きいため、慎重に
作業を進めていきます。
スケジューラーの予定に対し、進捗達成度を
工程ごとに確認することも可能です。
少しづつ形になってきましたが、
スケジューラーを本格稼働させるためには、
もう少し時間がかかりそうです。
しかし、効率の良い生産計画が、誰でも
同じレベルで立てられることで、生産性の向上
がみこめます。
また、MESと連携させることで、お客様への
回答納期の精度向上が見込めますので、
丸山製作所の頭脳となるよう、育てていきたいと
思います。