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2024年4月

2024年4月30日 (火)

AMSを導入して1週間が経過しました。

AMSを導入し、1週間が過ぎました。

設備毎に、数値を確認していくと、
①機械メーカーによって使用量が結構違うこと。
②休みで設備は稼働していないのに、一定の
 エアーが使用されていること。
などが見えてきました。

設備A 休日 エアー使用量0リットルImg_0517

設備B 休日 エアー使用量250リットル
Img_0518
設備毎の仕様や特徴もあると思いますので、
一概には言えませんが、全ての設備のエアー
使用量を「見える化」したことで、今まで
気づかなかった、いろいろな状況が見えて
きました。

コンプレッサーの使用は、大きな電力を消費
するので、少しでも無駄なエアーを削減する
取り組みは大切な事です。 

今後、各メーカーなどにも確認し、改善活動を
進めていく事で、低圧化の目標達成を目指して
参ります。

DX化の取り組み⑤ MES生産実行システム

管理者向けの「見える化」として、設備毎に
アンドンを設置しました。

アンドンとは、設備の稼働状態を報告する
システムです。
「必要な情報を」「必要な人に」「必要な
タイミングで知らせる」ことが重要です。

Img_8798
アンドンのタブレットには、品番、品名、
受注番号、計画数、実績数、進捗、完了予定日が
表示されています。
実績数のカウントは、リアルタイムの情報を
表示しています。

パトライトと併用することで、生産担当者も
全体の稼働状態を把握することができそうです。

Img_8797
現場の作業者は、多台持ちをしているため、
設備の近くに付きっきりでいるわけではないので、
遠くからでも生産状態が把握できる事は、とても
助かっているようです。

進捗が達成度%で表示されており、計画の
完了予定日も入っているため、生産が遅れて
いないかの確認もできます。

「見える化」が進むことで、いろいろな課題も
見えてきそうです。無駄な作業の改善を進め、
人が効率よく働ける工場を目指していきたいと
思います。

DX化の取り組み④ MES製造実行システム

本日は、収集した情報の「見える化」について
ご報告いたします。

弊社では、各工程への生産予定をホワイトボードと
紙を使用して管理を行っていました。

Img_8776
生産予定を紙で印刷し、各工程にあるホワイト
ボードに掲示します。変更があった場合は、
再度紙を発行し、ホワイトボードに貼り換えます。
生産が終了したものは、紙をホワイトボードから
外し、作業漏れがないよう確認をしていました。

特に苦労していたことは、
自工程に製品が流れてくるまで、その都度、進捗
確認が必要であった事と、変更があった場合の、
貼り換え作業に非常に手間がかかっていた事です。

Img_8779_2
今回、ペーパレス化の活動の一つで、紙と
ホワイトボードの使用をやめる事もテーマの
一つとなっていました。

MESで取得した情報を、管理画面に反映させ、
ホワイトボードで管理していた内容を、そのまま
表示するように変更しました。

Img_8782

画面はタッチ画面となっており、見たい情報を
タッチし、情報がポップアップで出てくるので
進捗の確認も簡単に行えます。

Img_8784
生産に関しての打ち合わせも、今まで紙を使用し
行うことが多かったですが、画面の前で打ち合わせ
ができ、打ち合わせの時間も短縮されたような
気がします。

Img_8796
大型モニターを設置し、色々な生産情報が表示
されることで、「見える化」がとても進みました。
経営者が見たい情報、管理者が見たい情報、
生産担当者が見たい情報と階層別になって
いるので、一目で工場が上手く動いているかが
把握できます。

お客様が工場見学にお越しいただいた際も、
現在の生産状況について詳細に説明できる事で、
安心感が高まるのではないかと思いました。

営業活動に繋げ、更にご注文を頂けるよう、
取り組みを進めて参ります。
ご注文、お待ちしております!!!

2024年4月25日 (木)

DX化の取り組み③ MES製造実行システム

MESの機能で実績データを収集し、見える化
することで改善の活動に繋げる仕組みがあります。

設備稼働に関しては、自動で実績が収集されて
いきますが、人の作業に関しては、作業の開始、
終了を登録していく必要があります。

今までは、紙の製造指示書を使用し、固定された
パソコンで登録作業を行っていました。

Img_8771
Img_8775
パソコンへの移動であったり、他の人が使用して
いると作業が終わるまで待っていたり、無駄な時間が
発生していました。

今回の取り組みで、ipadのタブレットを使用し、
開始、終了の情報を登録する仕組みを準備しました。

Img_8769

タブレットには、製造指示書の情報が見えるように
なっており、どの工程まで終了しているかの情報も
リアルタイムで見ることが出来ます。 

Img_8773
登録作業の他にも、段取りや検査に使用する図面で
あったり、作業手順書も見れるようにしました。

Img_8770
タブレットの入力を開始し2か月ほど立ちますが、
だいぶみんな入力作業にも慣れてきた気がします。
私は、たまに入力を間違えてしまい、担当者に
修正作業の負荷をかけてしまっていますが・・汗。

作業実績データを集計していく事は、製造業にとって
重要な情報となりますが、人の作業に関しては
どうしても手間がかかる傾向にあるような気がします。

実績データを集めていくには、社内のメンバーの
協力が必要です。いくら素晴らしいシステムを
入れても、データが入らないと使い物になりません。
このようなところで、少しでも作業が楽になると、
前向きな取り組みになっていきますね。

次回は、収集したデータの「見える化」について
ご報告します。 

2024年4月24日 (水)

DX化の取り組み② MES製造実行システム

本日はMESの導入についてご報告となります。
皆さん、MESって聞いたことありますか?
MESとは、「製造実行システム」と言われるもので、
今回のDX化の中でも、柱となる取り組み
となります。

MESで出来る機能は、色々あるのですが今回は、
工場設備の稼働状況を、リアルタイムで監視し、
実績データを収集する機能を紹介します。

こちらの画面は、工場全体のマップ。Img_8759 

こちらの画面は、設備の詳細画面になります。Img_8756
設備とシステムを連携し稼働状態、生産数量など
現時点の状況をシステムで読み込み、表示を
しています。設備からの情報は1分ごとに更新
されます。

丸山製作所には、拠点が3工場あり、2025年には
岩手県に進出する予定もあります。
拠点が離れる事で、生産状況が見えなくなってしまう
心配があったのですが、本社にいながら全体の
稼働状況を確認することが可能になりました。

生産予定が順調に進んでいるか?
設備のアラームがでて、停止していないか?
本日予定の段取り作業は、無事終了したか?
など今までは、現場に行き直接作業者に確認を
行っていたのですが、画面を確認するだけで
容易に状況を把握できます。

改善効果として・・
①現場の状況が、遠隔地でも把握できる。
②設備アラーム発生時の、リカバリーが即可能。
③生産予定が遅れている場合の、応援指示が即出せる。
④設備の実績データを自動で収集することが出来る。
などが見込めそうです。

MESが導入され、全体の稼働状況が一目で・・、
しかもリアルタイムで把握できるのは、
とてもインパクトがありました。
今後、実績データを集計、分析し、生産性の改善
品質課題の改善にも活かしていきたいと思います。

次回は、タブレットによる実績入力について
報告させて頂きます。

2024年4月23日 (火)

DX化の取り組み① エアマネジメントシステム

今期の経営課題であるDX化の取り組みについて
ご報告させて頂きます。

エアマネジメントシステムの導入について。
エアマネジメントシステム(AMS)とは、
空気消費流量をモニタリングし、最適な圧力調整
を行うことで、コンプレッサーの消費電力の削減
を目指すシステムです。

エア消費を見える化し、改善活動を進めることで、
使用量を削減し、最終的に加工設備の低圧化を
目指しますが、これもSDGsの活動の一つですね。

現在使用しているエアタンクの圧力が0.75MPa。
加工設備が0.5MPaとなっています。
目標は0.4MPaを下回ることを目指し活動を行いますが、
実際にやってみないとわからない部分もあり、
設備の稼働状態、出来た製品の品質確認を行いながら
実施する必要がありそうです。

まずは、取り組みを行う上での第一歩・・。
実際の各設備のエア消費の見える化です。

今回、本社工場のすべての設備に、エアマネジメント
のハブと、無線アダプタを設置しました。

Img_0497
設置は、私たちも一緒に作業を行ったのですが、
既存の設備にも、簡単に取り付けができました。
コンプレッサーを止め、休日に作業を行いましたが
無事に設置作業が完了し、ホッとしました。

Img_0498
収集したデータも無線で飛ばせるので、配線などの
心配もなく、見た目もスマートです。

Img_8762

全体の監視は、エアモニタリングViewerを使用し
確認していきます。

Img_8765
全ての設定が完了し、設備毎の「圧力」「流量」
「温度」がリアルタイムで見えるようになりました。
設置し全体を見てみると、設備毎に圧力設定が
若干ばらついたので、早速各設備の調整を実施
しました。

年に何度か、工場の稼働を止めるタイミングが
あります。静かな工場から「シュー」っとエアーが
微かに漏れている音が聞こえてくるのです・・。
気になって気になって・・。
あーもったいないと思い、どこの設備から漏れて
いるのか探して、修繕するのも一苦労でした。

このシステムのお陰で、どの設備に問題があるか
ピンポイントで発見ができそうです。

無駄なエアーの使用を抑えていく事で、
コンプレッサーの稼働を抑え、電気量の削減
二酸化炭素排出量の削減につながりますね。
工場全体の、エア使用状況を把握することは
今まで無かったので、今後が楽しみです。

現在、本社工場の電気料金は約200万円/月。
年間2400万円になります。
一昔前と比較すると、目が飛び出るほど高い!

エアーの圧力を現在の0.5MPaから0.15MPa
削減できると、数字上の計算では300万円ほど
削減が出来そうです。

改善活動を進めるにも、まずは現状の見える化!
まんまる笑顔製造工場として、環境にも、
会社の利益にもプラスになる活動になりそうです。

システム設置にご協力いただいた皆様。
ありがとうございました。

2024年4月19日 (金)

電子帳簿保存法 社内勉強会

本日は、2024年1月より義務化された、
電子帳簿保存法についての社内勉強会を
実施しました。

対応が遅れておりましたが、社内システムの
準備が完了し、今回は実際に業務に関わる方への
勉強会となります。

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お金に関わる業務なので、皆さん少し緊張している
ようです・・。

Img_8731
本日よりシステム使用をスタートし、
1週間後に再度集まり、実施状況を確認する
こととなりました。

システムの立ち上げ、準備を進めてくれた、
遠藤部長、筒井さん、ありがとうございました。